アプローチのとは玄関と門を結ぶ通路【エクステリア工事編】
要約
アプローチの設計は単独に設計を行うのではなく、門まわり・駐車場・庭との関係を重視します。円滑な動線を考え、景観の調和を配慮するといいでしょう。
アプローチの目的
建物の玄関と門を結ぶ通路をアプローチといいます。アプローチの配置・設計の際、単独に設計を行うのではなく、門まわり・駐車場・庭との関係を重視します。円滑な動線を考え、景観の調和を配慮するといいでしょう。
アプローチの作り方
階段を作る条件
アプローチで大切なことは頻繁に人が使用する通路であるため、歩きやすく作ることです。幅員を十分に取り、滑りにくい舗装・仕上げを行います。縦断勾配が15%以上のときは、階段を設置します。
幅は70~120cm
幅員については、敷地全体の広さ、アプローチの長さとのバランスを考慮しますが、個人住宅の場合の幅員は70~120cm程度が望ましいでしょう。
変化をつける
門から玄関の間は、できるだけ距離を取り、奥行き感を出すことが大切です。敷地に余裕がない場合でも、アプローチを斜めにしたり、カーブやクランクをさせたりして距離をとり、景観に変化を持たせます。
植木やガーデニングで彩る
門から玄関までまっすぐに見通せるよりも、植栽や灯籠を置くことで見え隠れさせる(見え隠れの技法、暗示の技法)ほうが、来客らに「向こうに何があるのだろう?」という期待感を持たせることができます。
また、意識の転換が図れるように、姿の美しい木や灯籠等をアプローチのカーブ部分やクランク部分に植えるとよいでしょう。(アイストップの技法)
【作成日:2012年6月11日】