門まわりの意味と目的【エクステリア工事編】
要約
門は意識の切り替えの空間であるので、設計する場合このことを頭に入れましょう。お客様を迎える大事な場所なので、デザインを思いっきりかっこ良くすることをおすすめします。
門まわりの意味
門には、表門(正門・本門)、裏門、庭門があります。表門および裏門は敷地外の空間と敷地内の空間との出入り口であります。門はたんなる機能としての出入り口としてだけでなく、その場所性や周囲との関連性を十分い考慮した設計が行わなければなりません。
主な構成要素として、門柱、門扉、門灯、ポスト、インターホン、表札、舗装、植栽、花壇等があり、これらを組み合わせて最適な門まわり空間を設計施工します。
門まわりの目的
門は「意識の切り替えの空間」であり、門まわりの設計でこのことは重要な視点です。
門まわりにおいて「意識の切り替え」を助けるために何らかの動作(体験)をさせるようにすることが大事です。例えば、門を開閉する、アーチをくぐる、階段を上がる等の動作があげられます。
また、門まわりは住まいのシンボル性を強く打ち出せる空間で、華やかさ、美しさ、ステイタス、個性等を感じさせるような空間造りを行います。例えば、デザイン性の高い門扉を選んだり、舗装、植栽、オブジェ、照明等で美しく修景したりすることが考えられます。
門まわりを含め、道路と接している外構空間は、周囲から遮断された完全なプライベート空間ではなく、半公共的空間であるので、できるだけ周囲の町並みを調和したものを選択するとより一層門まわりが引き立ちます。
【作成日:2012年6月11日】