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門扉の種類【エクステリア工事編】

要約

門扉は頻繁な開閉に耐えられるしっかりとしたものを選びましょう。開き戸、引き戸、折り戸、伸縮戸、跳ね上げ戸の5種類があります。


開き戸

開き戸、引き戸、折り戸、伸縮戸、跳ね上げ戸

開き戸は、両開き・方開き・親子開きの形式に分けられます。正門には、敷地に余裕がある場合は両開きが一般的で、開口幅は70〜90cm×2が一般的です。開口部に余裕がない場合は、親子開きの40cmと70cmぐらいの幅がよく用いられます。

開き戸には、敷地側に開く「内開き」のものと、道路側に開く「外開き」のものがあります。外開きの場合は、扉が開いた時に道路に出てしまうと危険なので、注意してください。

また、扉の取り付け方法には、専用の柱に取り付ける「門柱式」と門柱の壁に直接取り付けるものがありますが、門柱式のほうが強度、施工性にすぐれ一般的です。


材質の選び方

材質はアルミ形材、アルミ鋳物、ステンレス、列、木材などがありますが、材質により性質や重さが異なります。鉄製など重い金属の場合は、丁番の支持力がしっかりした構造のものを選ぶことが大切です、鉄は強度が高いですが、サビに弱いです。アルミやステンレスはサビに強いです。木材は軽く美観に優れますが、すぐに腐ってしまいます。

現在は軽くて耐久性があり加工が容易なアルミ製品がよく使われます。加工がしやすいので、デザインも縦ラインや横ラインのシンプルなものから、透かし模様、アール模様の複雑なものまで多種多様です。


折り戸

開口部が広いですが、敷地の内側と端にスペースがない場合、折り戸が使用されます。3枚折り戸、4枚折り戸は回転幅が両開き2枚扉と同じになります。


引き戸

敷地の奥行きが小さく、開き戸が取り付けられない場合や、勝手口・駐車場の開口部に用いられます。

レールタイプ・ノンレールタイプ・キャスタータイプ・ノンキャスタータイプの製品があります。駐車場など開口部が広い場合は、レールタイプ・キャスタータイプが安定性、耐久性があるので適しています。デザインは横ライン・縦ラインなどシンプルな製品が多いです。


伸縮戸(カーテンゲート、アコーディオン)

開き戸、引き戸、折り戸、伸縮戸、跳ね上げ戸

デザイン的な面から駐車場、勝手口に使われることが多いです。方開き、両開き、親子開きがあります。駐車場の人の出入りが多い場合、親子開きが便利です。素材はアルミ製品が主体です。

レールタイプ・ノンレールタイプ・キャスタータイプ・ノンキャスタータイプの製品があります。開口部が広い場合は、レールタイプ・キャスタータイプが安定性、耐久性があるので適しています

駐車場の場合、伸縮戸のたたみ幅を考慮して車を出し入れしやすい開口部の幅を設定します。有効開口幅を広くするため、たたんだ扉が回転できます。道路勾配による敷地の傾斜にも対応できます。


跳ね上げ戸

駐車場に使われることが多いです。すっきりしたデザインのために人気が高まっています。門扉を跳ね上げてその下をくぐる形式のため、車の高さが条件となります。車高が高い場合は、ハイルーフタイプの製品を使用しなければなりません。

車体幅に対し、伸縮戸より開口部を小さくとることができます。電動式のリモコン操作のものが便利です。

【作成日:2012年6月11日】

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