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駐車場の目的と形【エクステリア工事編】

要約

駐車場は車を敷地内に安全に駐車することが目的で設置されます。そのため建物の設計の際に、玄関までの動線がスムーズになるようにしましょう。


駐車場の目的

M. シェード

駐車場は車を敷地内に安全に駐車することが目的で設置されます。駐車場の位置は車の出入りの便利さを考え、道路付近とします。駐車場周りの設計は、門まわり・アプローチ・庭との関係が重要であり、これらと円滑に動線が図れるように配置します。

スムーズな車の出し入れができるよう機能性を考えた、開口部や奥行き寸法、舗装材などの選択などをします。駐車場の設計のポイントは次の通りです。


ポイント1

車のサイズ(全長・幅・高さ)および台数

ポイント2

前面道路の幅員および道路と敷地との高低差

ポイント3

建物の玄関の位置および門、アプローチの位置


車の安全性等を考慮し、門扉(引き戸・伸縮扉・跳ね上げ扉)を設ける場合や、車を風雨から守るために建物内に設置(ピロティ型)したり、屋根を付ける場合(カーポート)があります。


駐車場の形

駐車場の目的と形

駐車場まわりの形の例を挙げると、駐車場と門が離れた場所に設定する場合、車庫からアプローチの途中に合流する場合、車庫と門まわりを一体化して作る場合があります。


駐車場と門が離れている例

車から門まで遠く、庭を通過して玄関に行かなければなりません。


駐車場からアプローチの途中に合流する例

門まわりやアプローチから植栽などにより、車を目隠しにする場合もあります。


駐車場と門まわりが一体になった例(北から入り口)

敷地の北側に前面道路がある場合です。門まわりと一体となるデザインの工夫が必要です。南側に庭を広くとることができます。


駐車場と門まわりが一体になった例(南からの入り口)

敷地の南側に前面道路がある場合です。門まわりと一体となるデザインの工夫が必要です。日当りのよさを利用した修景の工夫をします。


駐車場と道路との関係

道路に直角に駐車する場合

道路と直角に駐車する場合は、一般的に前面道路幅が4m以上であるか、開口部の寸法に余裕がある場合などに採用されます。開口は車の幅に100〜110cm、奥行きは車の長さに60〜70cmを加えた寸法があれば望ましいです。


道路と平行に駐車する場合

道路と平行に駐車する場合は、道路が狭くても設置できますが、間口は車の長さ以上、奥行きは車の幅に100〜110cmを加えた寸法があれば望ましいです。

【作成日:2012年6月11日】

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