石塀の種類は5つ【エクステリア工事編】
要約
最近はめっきり少なくなりましたが、和風のエクステリアデザインにはやっぱり石塀が合います。重厚感のある質感は、和の趣をずっしりと感じさせます。
石塀の概要
石塀は、石材を組積してつくる塀で、耐久性に優れ、どっしりした重厚感があります。時間とともに、風合いが増してくる(エイジング効果)のが特徴です
石塀の種類
石の成因により分類すると、火成岩、堆積岩、変成岩に大別されます。石塀として、利用度の高いものに堆積岩の大谷石、火成岩の御影石があります。
火成岩
地球内のマグマが冷却凝固して形成されたもの。
堆積岩
火山灰や動植物の遺骸などが堆積して形成されたもの。
変成岩
火成岩、堆積岩が天然の圧力や熱を受けて変質したもの。
大谷石
大谷石は、採石加工が容易で耐火性に富みますが、吸水率が大きく風化しやすいです。主に、組積材や壁仕上げ材として利用されます。
御影石
御影石は、圧縮強さ、耐久性が高いですが、耐火性が低いです。組積材や壁仕上げ材、舗装材として利用されます。磨くと美しい光沢が生じます。
御影石の表面仕上げの方法として、「磨き仕上げ」の他に、石を割ったままの質感を活かした「割肌」、のみで粗い線を付けながら表面をやや平坦とした「こぶ取り」、ビシャンでたたいた「ビシャンしあげ」、バーナーで焼き付けて仕上げた「バーナー仕上げ」などがあります。
【作成日:2012年6月12日】