エクステリア空間(屋外空間)をつくるもの|4つの庭と通路
要約
エクステリア空間、とくに屋外空間の構成について説明しています。エクステリア(屋外空間)は庭で構成されていて、庭は住宅を囲むように、前庭、中庭、裏庭、園路で形成されています。
エクステリア空間
人の生活は住宅とそれを取り巻く環境で作られていて、屋外にも機能的で改定期な生活空間を創造することが大切です。
一般に、エクステリア(屋外空間)は庭で構成されていて、庭は住宅を囲むように、前庭、中庭、裏庭、園路で形成されています。
前庭
門から玄関までの空間で、狭いスペースではありますが、家の顔とも言える場所です。
門•門扉、階段、花壇、植栽、アプローチ、ポーチ、玄関などそこに住む人の個性、感性を一番表現できる場所です。前庭には、駐車場や車庫を併設することが多いです。
主庭
リビング、応接室、ダイニング等の主要居室部分に面した庭です。スペースもあり、庭の中心となる空間です。家族が自由に楽しめる団らんの場を創造できます。花壇、池、テラス、パーゴラ、灯籠、植栽、庭門、庭園灯などを設置できます。
中庭
建築物に囲まれた、限られた狭い空間で、日当りや風通しの点で植物の生育には不便な場所です。したがって、つくばいや庭石を効果的に使用して、坪庭を設けるのもひとつの方法です。いくらかでも日が当たれば日陰を好む陰樹を選んで植栽するといいでしょう。
裏庭(サービスヤード)
台所、浴室等に面した庭です。実用的な空間で、物干し、ゴミ置き場、物置などを設置し、生活する際に最も使用頻度が多いスペースです。計画の際には動線を十分に考慮して配置することが大切です。
園路(通路)
前庭、主庭、裏庭などをつなげる道で、歩きやすいようにコンクリートで仕上げるのが一般的です。変化をつけるためにレンガやインターロックングを敷いたりします。また、狭い通路でも植栽することにより雰囲気のある空間にすることができます。より変化をつける場合には延段を設けます。
【作成日:2012年6月7日】