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エクステリアと美しい街並みづくり|近所を見回してみましょう

要約

自分が好きなデザインを選ぶことは大事ですが、近所のデザインに合わせることで統一感が生まれ、綺麗な町並みを作ることができます。分譲住宅の町並みは、最近とてもオシャレですね★


街並みづくりとは?

「街並づくり」とは、誰もが自由に利用できる道、公園、川といった「公共」の空間を豊かに作り上げることですが、安全で便利なだけでなく、街を取り巻くすべての風景を十分に考慮して、快適に楽しい空間を作ることが大切です。

この風景を左右するものには、山や空の見え方をはじめ、道路や河川、私意により変化する樹木の情景、また家並みや塀、庭などがあげられます。つまり、街並みづくりとは、「道並み」「塀並み」「庭並み」「家並み」そして「山並み」「空並み」といった広い視点からの空間づくりを総合的一体的に演出し、創造することです。


美しい街並みづくり

美しい街並みづくりは、誰もが望むことですが、抽象的な表現で、何が美しいのかは判断が難しいです。しかし、あえて美しい街並みの条件を考えると、1)地域の特性を活かした街、2)統一と個性が調和した街、3)中間領域の充実した街、などがあげられます。


地域の特性を活かした街

自然地形を活かす努力は、周辺環境になじみやすく、美しい街並づくりの基本的要因となります。道路の形をとっても、その地形の等高線に沿った道を造れば、その道を通ることで風景の変化を楽しむことができます。

地域の伝統的なデザイン素材を見つけ出し、新しい街のデザインにアレンジすることで、その街ならではの個性的な街づくりを行うことも可能になります。

また、その地域にある山や神社、大きな木などを「ランドマーク」として設定し、道路の形とともに街の特徴をつくることで、印象深い街を創ることができます。


統一と個性の調和した街

美しい街並を観察すると、どこかで整然としたルールが感じられ、統一したリズムの中に、個性的な変化が見られます。統一されている部分は、素材や屋根勾配、住戸の建築様式や色彩、そして街並み外構のデザインである場合が多いです。

個性的な部分は、玄関アプローチ、表札やサイン、窓の配置や下屋の構成などがあります。この統一する部分と個性化を図る部分の計画こそが、「美しい街並み形成」の要因です。

最近の計画的な街づくりにおいて、コーディネーターを介し、街並景観のデザインコードを創り、これらを実践している場合が見られますが、古い街にも美しい街並が多いのは、建築材料が地域素材に固定され、結果的に素材の統一が図られたり、領主や大名・国王が命じ、計画的に街づくりを行ったものと推測されるためであります。

これらの事例として、日本では、徳川幕府が整備した各地の宿場町や武家屋敷町があり、外国では都市国家であったドイツのローデンブルグや、イタリアのフィレンチェなどがこれに当たります。


中間領域の充実した街

 街並を考える視点の中でも、特に道路などの公共空間を取り囲む、「塀並み」や「庭並み」などは、「公」と「私」の両方に直接影響を与えます。

公共の場である道路と、個人生活の拠点である住宅の間にある空間(アプローチや駐車場、生け垣や外構・庭)を中間領域といいます。ここは、個人の所有ではありますが、視線としては、公共の場である道路からよく見えるところにあります。この部分をいかに美しく作るかが、美しい街並づくりのポイントとなります。

また、この領域は、最近の住宅地では、1戸では道路との距離が短いため、各戸のデザインが異なると違和感を感じます。美しい街並の実現には、向こう3軒両隣との調和が重要であります。

【作成日:2012年6月7日】

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